2019年3月FOODEX JAPAN2019において当社のブースにおいで下さいました。
そのご縁が元で、その後当社の植物工場で栽培しましたバジルを始めイタリアンパセリやミニリーフをご使用頂いております。
今回はそのオーナーシェフであります山田直喜様とお会いできる機会があり、実際にお料理をいただきながらお話を伺うことが出来ました。※山田シェフは日本イタリア料理協会の役員も務められており、日本におけるイタリア料理界を牽引する草分け的な存在の方です。
また農園を併設したリストランテを日本で始めて導入した方でも知られています。今ではイタリア野菜でおなじみの「ルッコラ」も、山田シェフが日本で初めて栽培して取り入れられたとのことです。
山田シェフのコメント
私がいちばん大事にしているのは、「料理は人の身体の中に入ってどう自分の体の一部になっていくか」ということです。
お客様の将来において自身の身体の健康を維持していくためには食というのは栄養管理上とても大事で、それは医者以上に気を使わなければならないと思います。
クリーンファームさんのバジリコ(イタリア語)は特に気に入ってます。
理由は、先程のジェノベーゼパスタ(※下記写真)の色を見て頂けるとわかると思うのですが、実はオーガニックで新芽でないとあのジェノベーゼの色は出ません。
余計なものが入ってくると緑の色が綺麗に出ないのです。彩りを良くするために何かを入れると今度は香りが出なくなります。
クリーンファームのバジリコを使ったソースは綺麗な緑色が出て、香りも立っています。そこにアンチョビや松の実 (これも素材には相当こだわってます)を加えて初めてこのパスタが出来上がります。
ですからレシピだけを他の人に教えても、これらの素材とプロの手による技が一体とならないと同じ味のパスタを作ることはできません。
僕自身がこのバジリコに惚れ込んでいます。このバジリコはなかなか栽培できない良い商品なので大切に扱って貰えるよう他のシェフにも伝えてあります。
また、クリーンファームさんは野菜の栽培・販売を主としている会社ではなく植物工場システムを販売する会社であると他のシェフに聞いた時にはびっくりしました。
だからこそこのような野菜が出来ているのではないでしょうか。野菜の扱い方ひとつみても野菜を大切にしているというのがわかります。
また、昔の水耕栽培は野菜に味がありませんでしたがこのバジリコのように色と香りと味を兼ね備えているのは他の野菜も同じ様にできるということで、そのようなことができるシステムを販売しているのはすごい会社と思います。
今後も引続きよろしくお願いいたします。
弊社の担当者コメント
カステッロ様の料理は見ても食べても美味しいのはもちろんですが、お店に訪れるお客様の健康に配慮されてお料理に対する並々ならぬこだわりと想いを感じました。
そのようなお料理に当社で栽培した野菜をご使用いただいていることを知り、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
また山田シェフは若手のイタリアンシェフ育成にも強い熱意と情熱を注いでおられました。
「俺のもとで10年勤めれば、たとえ独立しても世界中どこでも必ず通用するプロに育ててみせるし、そのようになってもらいたい。うちも1人で切り盛りできる訳ではないからね」と真剣な面持ちで語られておられたのが非常に印象的です。
それでいて山田シェフは私たちには笑顔でとても気さくにお話くださいました。営業時間中のとてもお忙しい中にもかかわらず、最後は私たちと一緒になっての記念撮影もこころよくお引き受けいただきました。
導入店概要